
パワーLEDに熱対策しよう~放熱板のはんだ付け~
記事「パワーLEDの使い方を理解しよう」でパワーLEDの使い方を紹介しました。今回はパワーLEDと放熱板のはんだ付けの手順を紹介します。
パワーLEDは、なぜ放熱板が必要なのか?
パワーLEDはLEDの中でも出力が高く強く発光する特徴があるため、比例して発熱量も上がります。(Wikipedia: ジュールの法則)
その結果、パワーLEDは70°近くまで上昇します。熱対策をしなければ最悪の場合は発火します。高熱になりやすい機器(CPU 等)にはよくアルミなどのヒートシンクがついていますね。
今回はパワーLEDの熱対策として、放熱板と放熱グリスを使用したはんだ付けを紹介します。あわせて、電流量を安定させるための定電流方式ハイパワーLEDドライバモジュールもはんだ付けしています。
用意するもの
定電流方式ハイパワーLEDドライバモジュール(3W1個点灯)



手順1. パワーLEDの極性をチェックする
パワーLEDの極性(+極か-極か)を確認しましょう。LEDに印字されていても逆の極性になっていることがあるので、最初に確認しておくほうが良いでしょう。
私の場合は、電源と抵抗に接続されたジャンパー線とパワーLEDを一瞬だけ触れるようにして確認しました。極性が逆で長時間電流を流すと故障する場合があります。


手順2.放熱グリスを放熱板に塗る
目安は写真くらいでよいと思います。体感は「これだけでいいの?」って感じです。

そしてパワーLEDをぐりぐりっと捩じって、グリスをまんべんなく広げます。

手順3.パワーLEDと放熱板のはんだ付け

極性を間違えないようにはんだ付けしましょう。
手順4.放熱板と定電流ドライバモジュールをはんだ付けする

こちらも極性に気を付けましょう。定電流ドライバモジュールのピンクかかったほうがプラスで白がマイナスです。

無事に光れば完了です!
まとめ
消費電力の高い機器は「耐熱板やヒートシンクをつける」、「ファンをつける」などのしっかりと熱対策しましょう。
動画は実際に私が作成したパワーLEDの例です。1,2時間程通電させましたが、パワーLED自体は30℃程度になりましたが、定電流ドライバモジュールが手では触れないほど熱かったです。